英語で政治経済を勉強しよう 7月28日

By 与謝野信, 2020年7月29日

米国のコロナ対策追加支援策について

 米共和党は27日、1兆ドル規模の追加の新型コロナウイルス対策法案を提案しましたが、これに対して民主党は3兆ドルの財政出動を求めています。焦点の一つは失業保険への上乗せ額を共和党は現行の週600ドルを200ドルに減額することを提案している一方民主党は現行の水準の維持を訴えています。

 

 本日のテキストはThe Economic Policy Institute という労働問題などを扱うシンクタンクのブログから7月24日に投稿された

Why we still need the $600 unemployment benefit

(週600ドルの失業保険(上乗せ)はなぜまだ必要か)

というエントリーの読解に挑戦です。

難易度

 タイトル含めて347語と短いのですが、これはあくまで「サマリー」だからです。より詳しい内容を動画内で解説しています。まず文章を読んでから動画を見てみましょう。動画で言っていることが全部理解できなくとも、先にサマリーを理解していれば大体の内容は把握できると思います。サマリーの英語は非常に分かりやすく、ひねった表現なども少ないので解らない単語を調べながら読めば大丈夫でしょう。(経済政策の背景を理解しておくために先にあげた2つの日本語の記事を読んでおくとなお解りやすいです。)

解説

 タイトルにある通りブログの趣旨は「600ドルの上乗せの継続はなぜ必要か?」というポイントです。5つの理由が提示されています。4つ目の理由が少し解りにくいでしょうか?

Cutting off the $600 benefit will kill millions of jobs. The spending generated by that $600 is supporting over 5 million jobs. In other words, kill the $600 and you will kill 5 million jobs—jobs in every single state.

 最初のセンテンスがちょっと解りにくいかもしれませんが、次のセンテンスでロジックが説明されています。つまり給付金が消費に回る経済効果として5百万人の職を支えているのだから、給付金のカットは様々な州でマイナスの経済効果(=職が失われる)を生み出す、という分析です。

 サマリーの内容を頭に入れて動画を見てみると(結構早口で専門的な内容なので通常であれば理解するのは難しいはずですが)随分と解りやすいと思います。youtube動画なので字幕付きで見ると格段に理解しやすいです。

 動画の最後に「高い失業給付が労働インセンティブを減らす問題については(基本的に高失業率下の今はそのような問題は無いとしながらも)必要であれば失業者が仕事に復帰しても失業保険の一部を受け取れるような仕組みを導入すれば解決できる。」という趣旨のコメントがあります。こちらはサマリーに入っていなかったので少し難しかったと思います。

 如何だったでしょうか?注目が集まる失業保険の上乗せに関して、このブログの主張はリベラル側の基本的な考えを抑えていると思います。対策の財政規模に関する議論をより深く理解する手助けになるテキストだと思います。

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